ただ、健康とひとことで言っても、その中身はとても広いものです。運動だけでは足りませんし、食事だけ整えればよいというものでもありません。どれか一つだけを頑張れば健康になれる、というほど単純でもないと思っています。
私自身、50代に入ってから本格的に健康寿命を意識するようになり、いろいろなことを試しながら感じたのは、健康は生活全体のバランスで決まるということでした。
そこでこのサイトでは、健康寿命を支える土台として、運動・栄養・睡眠・心を整える習慣・社会(人)との関わりという5つの柱を中心に発信していきます。
この記事では、この5つをなぜ大切にしているのか、そしてこのサイトでどのように扱っていくのかを整理しておきたいと思います。
なぜ「5つの柱」が必要だと考えているのか
健康寿命というと、つい運動の話を思い浮かべる人が多いかもしれません。実際、私自身もランニングや筋トレを続けているので、運動はとても大切だと思っています。
けれども、いくら運動をしていても、食事が乱れている、睡眠が足りていない、強いストレスを抱えている、人との関わりが極端に少ない、という状態では、長く元気に生きることは難しいのではないかと感じています。
逆に、運動だけでなく、食事や睡眠、気持ちの持ち方、人とのつながりまで含めて生活全体を少しずつ整えていくと、健康はかなり安定してくるように思います。
私は、健康寿命は一つの特別な方法で伸びるものではなく、日々の習慣の積み重ねで作られるものだと考えています。だからこそ、このサイトでは特定の健康法だけを強く押し出すのではなく、生活全体を見るための5つの柱を大切にしていきます。
1. 運動|歩ける体の土台を作る
まず一つ目の柱は、運動です。これは、健康寿命を考えるうえで最も分かりやすく、そして最も基本になる柱だと思っています。
私は46歳でたばこをやめ、49歳で走り始め、50歳で初めてフルマラソンを完走しました。その後も走り続け、フルマラソンはこれまでに7回完走しています。
この経験を通して強く感じたのは、体は年齢に関係なく変えられるということです。少しずつでも動けば、心肺機能は上がります。筋力もつきます。体は軽くなり、日常生活の感覚も変わってきます。
一方で、私はフルマラソンそのものが必ずしも健康に良いとは思っていません。42.195キロを全力で走ることは体に大きな負担をかけ、膝関節などにも過度の負担がかかります。それでも私がフルマラソンに参加するのは、日々ランニングを継続するモチベーションになってくれているからです。
このサイトでは、運動についてランニング・筋トレ・ウォーキング・ゴルフ・下半身づくり・フレイル予防といった視点から発信していきます。目指しているのは、若い頃のような記録を追い続けることではなく、年齢を重ねても動ける体を作ることです。
2. 栄養|体を作る材料を整える
二つ目の柱は、栄養です。どれだけ運動を頑張っても、食べるものが整っていなければ体は支えきれません。筋肉も、回復力も、日々のエネルギーも、結局は食べたものから作られます。
私は現在、週3回ほど家で料理をしています。最初は慣れないことも多かったのですが、続けるうちに、食事を自分で考えることが健康づくりにとても大きな意味を持つと感じるようになりました。また、昭和医科大学のリカレントカレッジで「健康を維持するための筋トレ・栄養学」を学んでいます。
ただ、この分野は深追いすればするほどきりがなく、まだ研究途上で、何が正しくて何が間違っているのかが揺れ動く分野でもあると思います。ですから私は、自分が実際に試してみたことを中心に記していくつもりです。たんぱく質の取り方・腸内環境の大切さ・サプリとの付き合い方・無理なく続く食事習慣といったテーマを扱っていく予定です。
健康的な食事というと、つい厳しく考えすぎてしまいがちですが、私は無理なく続けられることが最も大切だと思っています。
3. 睡眠|回復できる体を作る
三つ目の柱は、睡眠です。睡眠は、健康を語るときに後回しにされがちですが、私は運動と同じか、それ以上に重要だと思っています。どれだけ運動しても、どれだけ食事に気をつけても、しっかり休めなければ体は整いません。
私自身はGarmin 165で睡眠スコアや睡眠時間を確認しています。睡眠の質を点数で示してくれたり、深い睡眠・浅い睡眠・レム睡眠などを可視化してくれたりするので、睡眠対策をした効果を判定しやすいです。良ければ継続する。改善が見られなければ、また別の方法を試す。そうした試行錯誤がしやすいのは、とても大きいと思っています。
睡眠の質が悪いと、疲れが抜けにくい・集中力が落ちる・過食になりやすい・運動の質も下がる、といったことが起こりやすくなると思います。つまり睡眠は、単に休む時間ではなく、健康の土台を毎日立て直す時間なのだと思います。
このサイトでは、睡眠時間・睡眠の質・寝る前の習慣・GarminデータとHRVの見方などを、実際の生活や体感も交えながら発信していきます。
4. 心を整える習慣|気力を保ち、長く続ける
四つ目の柱は、心を整える習慣です。私は毎朝10分ほど、自分なりの瞑想を続けています。宗教的な意味合いはありません。起きたらすぐ胡坐で座り、目を閉じて呼吸を意識するだけです。これを始めてから、イライラすることが極端に減り、集中力もかなり高くなった気がします。
現代は、知らないうちにかなり多くの情報や刺激にさらされています。忙しさ、不安、比較、焦り。そうしたものに引っ張られ続けると、体だけでなく心も疲れていきます。体を鍛えていても、心がすり減ってしまえば、習慣は長く続きません。
心を整える習慣には、瞑想・マインドフルネス・呼吸・静かな時間・自分を振り返る習慣など、いろいろな形があります。このサイトでは、そうした習慣が健康寿命にどう関わるのか、実際にやってみてどう感じたのかを発信していきます。
5. 社会(人)との関わり|孤独を避け、生活の力を保つ
五つ目の柱は、社会(人)との関わりです。健康というと、どうしても体のことばかりに目が向きがちです。けれど私は、健康寿命には人とのつながりも大きく関わると感じています。
妻と一緒に買い物に出かけること、妻と息子と3人で毎朝晩食事をすること、母や弟と一緒にゴルフをすること。そうした日常の時間が、私にとってはとても大きな意味を持っています。また、近所の神社で委員として祭りや清掃に参加したり、地元の学校のお手伝いに参加したりもしています。
人とのつながりがあると、外に出る理由ができる・気持ちが前向きになる・会話が生まれる・生活のリズムが整う・孤独を防ぎやすい、といった良い面があります。これは将来の認知症予防にも大きな効果が見込まれるのではないかと思っています。
まだ私は50代なので、なかなか認知症を完全に自分事として捉えきれていません。しかし親が80代に入っていますので、この柱については親の話も含めて、気づきがあれば書いていきたいと思っています。
この5つは、すべてつながっている
ここまで5つの柱を分けて書いてきました。けれど実際には、これらはすべてつながっています。運動すると睡眠の質が上がり、睡眠が整うと元気が出て、元気が出ると料理や運動が続けやすくなる。人とのつながりがあると心が安定しやすく、心が整うと生活全体のバランスが整いやすくなります。
だから私は、どれか一つだけを過剰に重視するのではなく、生活全体を少しずつ整えていくことが大切だと思っています。
最後に
このサイトで発信する5つの柱は、どれも特別なものではありません。むしろ、毎日の生活の中にある当たり前のことばかりです。でも私は、健康寿命を延ばすのは、そうした当たり前の積み重ねだと思っています。
運動、栄養、睡眠、心を整える習慣、社会(人)とのつながり。どれか一つだけでなく、生活全体を少しずつ整えていくこと。それが、結果として90歳でも歩ける体につながっていくのではないかと考えています。
このブログでは、これからもこの5つを軸に、学びながら、試しながら、正直に発信していきます。読んでくださる方にとって、何か一つでも日々の習慣を見直すきっかけになれば嬉しいです。



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