人生初の坐禅体験。港区愛宕・青松寺で気づいた、瞑想との大きな違い

人生初の坐禅体験・港区青松寺にて 心を整える習慣

港区愛宕にある青松寺。大都会のど真ん中、とにかく素晴らしいロケーションにそのお寺はあります。威厳があって大きく、大変美しいお寺です。

先日、人生で初めての坐禅を体験してきました。

日々の習慣として瞑想を続けていることは以前書きました。坐禅と瞑想は一体どのように違うのだろう。AIに聞けば何でもわかる時代ですが、実際に体験してみなければわからないことがあると思います。自分の体験をとても大切にしている私は、思い切って申し込みました。

参加するまで

参加枠は初回参加者15名、2回目以降45名の合計60名です。初心者枠は埋まってしまうことが多く、現在確認すると2ヶ月待ちになっていました。

参加者は若い女性もいれば、小学校5年生くらいの男の子もいます。70代くらいの男性も女性もいました。ただ多くは30代から50代の現役世代で、男性7割女性3割くらいの比率だったと思います。

事前講習で感じた緊張

初心者は30分早く到着し、事前講習があります。お坊さんから丁寧な説明があるのですが、曹洞宗の作法である、手の組み方、お辞儀の仕方、合掌の仕方などにとても細かい指定があり、正直覚えられるかどうか大変不安になりました。特に、手を胸の前で組む叉手(しゃしゅ)は大事らしく、お寺内どこに移動するときもこの叉手をしながら静かに歩かなければなりません。私はすっかり忘れて歩いていて「叉手をお願いします」と注意を受けました。大変緊張感のある事前講習でした。

瞑想との3つの大きな違い

具体的な坐禅のやり方にも、私が日々行っているマインドフルネス瞑想とは大きく違う点がありました。

一番の大きな違いは足の組み方です。瞑想は自分一人でリラックスしながら自由にやれば良いので楽なあぐらで構いません。しかし坐禅はそうはいきません。青松寺では基本、両足を両脚の太ももの上に乗せる結跏趺坐(けっかふざ)で、かなりの柔軟性が必要な組み方をしなければなりません。それができない場合でも、左足片足だけを右の太ももに乗せる半跏趺坐(はんかふざ)はできなければなりません。どちらもできない参加者は隣の部屋での椅子に座っての坐禅になっていました。事前講習で何とか半跏趺坐ができることが確認できて一安心しました。やはりせっかくの座禅体験ですので、皆と同じように座布団での参加をしたいと思っていましたので。

次に驚いたのは、目を開けてやることです。瞑想は目を閉じて行うのが基本ですが、坐禅は目を開けて行います。薄目で下斜め45度を見てくださいとここでも細かい指定があります。
余計なことを考えないためには目を閉じる方が自然だと思っていたので、聞いた時は正直驚きました。ところが実際にやってみると、目をうっすらと開けている方が、真っ暗よりも雑念が入りにくい気がしました。これは新しい発見でした。

そして最後の大きな違いは呼吸です。息を吐き出す時、坐禅では口で吐くよう指示されました。できるだけ音を立てずに、とのことでした。口で吐く方が鼻よりゆっくり吐き出せるのはわかっていましたが、普段は鼻から吸って鼻から吐くことに慣れているため、ずっと意識して呼吸しているようでなかなか慣れることができませんでした。

実際の坐禅、40分の流れ

丸い座禅用の座布団を右回りで整えて、球体のようにぶ厚い状態にします。7時に大きな鐘が鳴っていざスタートです。60人もいるのにシーンと全くもの音もせず、後ろをお坊さんが歩いている影がただ動いているだけでした。正直バシバシ肩を叩かれるのかと思っていましたが、40分で2回しか肩を叩く音は聞こえませんでした。

信じられないことですが、なんと開始から30分くらいまでは、ほとんど何も考えずに集中した状態を継続できていたと思います。ところが残り10分あたりから、足の痺れがどうしても気になり始め、まだ終わらないのか、いつ終わるのかという思いが頭の中をぐるぐると回り続けました。本当に厳しい時間でした。おそらく一人でやっていたら確実にギブアップしていたと思いますが、周りの人たちも頑張っているという感覚が、何とか最後まで続けさせてくれました。他者の目があることは、座禅の大変良い面だと感じました。

恐らく残り3分ほどから、木を叩く音や金を叩く音が鳴り始めます。最初は小さく、終盤に近づくにつれてどんどん大きくなっていきました。瞑想でいう「徐々に意識を戻す」役割を果たしているのだと感じました。最後に大きな鐘の音が鳴り、終了です。終わった時はやり切ったという満足感でいっぱいでした。

ただ、終了後すぐに立ち上がって1列で部屋を出なければならなかったのですが、左足の感覚が全くなくなってしまいフラフラになり、大変恥ずかしい思いをしました。

坐禅後の不思議な感覚と、その夜の睡眠

坐禅体験から2日後にこれを書いていますが、ずっと頭が冴えているような不思議な感覚が続いています。

実は坐禅体験をした日の夜は全く眠れず、いつもは大体7時間は眠れるのですが、たった4時間42分しか眠れませんでした。興奮してなかなか寝付けないというのはよくある事だと思いますが、興奮しているわけではなく落ち着いているのに眠くない不思議な感覚でした。Garminの睡眠スコアも61と、普段の80前後と比べてかなり低い数値でした。それなのに翌日も朝から頭が冴えているような不思議な感覚が続いていました。

これが坐禅の効果なのかどうかはわかりません。ただ今も大変気分が良い状態であることは確かです。

来月も参加します

青松寺では毎月1回、定例の坐禅会があるようです。来月もう一度参加してみようと思っています。(恐らく先着順だと思うので、参加できるかはわかりません。)それまでに足のストレッチを継続して、もう少し楽に半跏趺坐ができるようになっておきたいと思います。
また来月、結果を報告します。

このような貴重で神聖な体験を無償でさせていただける場所はそうそう無いと思います。青松寺の方々には感謝しかありません。

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