筋トレが骨粗しょう症の予防に最適な理由|昭和医科大学の授業で学んだこと

筋トレと骨粗しょう症予防 健康寿命の基本

昭和医科大学のリカレントカレッジで、今回も大変刺激的な授業を受けてきました。教えてくださっているのは75歳を超えてもボディービルの全国大会で2位に入賞された客員教授の先生です。上半身の分厚さは見るだけで圧倒されますが、それ以上に頭脳の若々しさと知識の深さに毎回驚かされています。

授業で使う資料のグラフはもちろん論文からの引用ですが、言葉だけでは理解しにくい細胞内でのタンパク質の動きや働きをのような図を、先生ご自身がPCで描いたオリジナルのイラストで説明してくださいます。コロナ禍の頃に集中して、ご自分の手でこれらの資料を作成されたとのことでした。75歳を超えてなお、そのようなことが出来ること、そしてそのような志を持ち続けていることに大変驚きましたし、心底見習いたいと思いました。

私の思い込みが崩れた瞬間

今回の授業で最も印象に残ったのが、筋トレと骨粗しょう症の関係についてです。私はずっと、ランニングが骨粗しょう症の予防に最も効果的だと思い込んでいました。着地のたびに両足に大きな衝撃が加わるため、骨への刺激が大きいと考えていたのです。一方で自転車や水泳、筋トレは骨に直接衝撃が入る運動ではないため、骨粗しょう症の予防にはあまり効果がないと思い込んでいました。

ところが授業で示された自転車・ランニング・筋トレの実践者の骨密度データを見ると、筋トレ実践者が圧倒的に高い数値を示していたのです。思わず先生に質問してしまいました。先生がやや不思議そうな顔をされながら教えてくださったキーワードが「骨の歪み」でした。

骨の歪みが骨を強くする

先生はその場でバーベルを肩に担ぐ格好をしながら、肩から背骨、両足の先まで、骨全体にじんわりと圧がかかっている様子を実際に動いて見せてくださいました。重いものを持ち上げたり押したりする動作では、腕の骨も背骨も、実はかなり歪んでいるというのです。

骨は歪みを受けると、その歪みに対抗しようとして骨を作る細胞が活性化されると考えられています。これが骨密度を高めるメカニズムのようです。ランニングの場合、骨が歪むのは着地の一瞬のみで、しかも下半身が中心です。一方で筋トレは全身の骨に持続的な歪みを与えることができるため、骨密度への効果がより高くなるようです。

聞きかじっただけの知識で「衝撃が骨を強くする」と思い込んでいましたが、このように対面の授業で直接専門家から教わることの大切さを痛感しました。

これからの私の筋トレへの向き合い方

筋トレをする際、効かせたい部位を意識すると効果が高まると聞きます。これからはターゲットの筋肉を意識するだけでなく、使っている骨が歪んでいるイメージも持ちながらトレーニングをしていきたいと思っています。これって効果あるんじゃないでしょうか?

私はトレーニングジムに通う予定は今のところありませんので、バーベルを使うことはできません。ただ自宅でできる範囲で、骨への歪みを意識した種目を取り入れていくつもりです。脚はランニング、腕は腕立て伏せ、背骨は16kgのケトルベルを使ったルーマニアンデッドリフトで、それぞれの骨に適切な歪みを与えていきたいと考えています。

75歳を超えてもあれほど骨密度が高く、筋肉量を維持されている先生の姿が、何より説得力のある証拠だと感じています。50代の今から骨への意識を変えることで、90歳でも自分の足で歩ける体に近づけるのだと思っています。

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